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コーヒー豆の種類の特徴を一覧にしました!人気の産地はどこ?

みなさんはコーヒー好きですか?私はコンビニでアルバイトしていたので毎日のように味を変えて楽しんでいました。セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの3社ならどこでも中の上ぐらいの味わいです。もしかするとそこらへんの売れてない(豆の回転が遅い)喫茶店よりも美味しいかもしれません。コーヒー豆は酸化してしまうと急激にまずくなるので鮮度が命なのです。

事実、コーヒーマシンがフル稼働していた店舗は、よくお客様から「ここのコーヒーは美味しいね」とほめられていました。また、コーヒー豆の種類によっても味がぜんぜん違うのです。高級な豆で知られるゲシャゲイシャは1杯300円でローソンで販売していましたが、たまにオーダーするお客様もいました。聞いてみると飲んだ瞬間、鼻に抜ける香りからして違うそうです。

 

産地(土壌や与える肥料)、コーヒー豆(種類)の品種に大きく味が左右されるわけですが、それ以外にも焙煎の仕方や淹れ方(温度など)にも影響されます。コーヒーってこだわるとめちゃくちゃうまいんですよ。そこで今回は、通販で人気になっている豆やamazonなどでランキング上位の商品、個人的にイチオシのおすすめの種類をご紹介します。

豆はどんな種類があるの?

コーヒー豆の種類はたくさんあり、皆さんご存知のキリマンジャロやブルーマウンテンといった品種からコピ・ルアクなんていう珍しいコーヒーもあります。しかし、これらの細かい品種をご紹介する前に、アラビカ種、カネフォラ種(カネフォーラ種やロブスタ種とも呼ばれています)、リベリカ種の3つを説明しなければなりません。

この3種類の品種はコーヒー三大原種と呼ばれていて、全ての品種の源流となっています。今あるコーヒーの種類は、このいずれかを品種改良したり突然変異から派生してできた品種ということになります。

アラビカ種

世界中に流通しているコーヒー豆の種類のうちアラビカ種が60%から70%を占めており、アラビカコーヒーノキと流通量2位のロブスタコーヒーノキを合計すると約99%となります。アラビカ種は熱帯地域の標高1000メートルから2000メートルの高地における栽培に適していて、高温、多湿、霜、乾燥に弱いという特徴があります。また、植物の病気や害虫にも弱く、デリケートな品種であるため栽培は比較的難しいです。

 

しかしながら、豆の風味は豊かで酸味も上品、花のような香りがすることから高品質なコーヒーの種類として人気があります。日本にある珈琲専門店や自家焙煎珈琲店のほとんどがこのアラビカ種を専門に扱っており、ロブスタ種と比較すると価格は高めです。アラビカ種の生産量1位は圧倒的にブラジル、2位はコロンビア、3位以下にエチオピア、ホンジュラス、ペルーと続きます。

カネフォラ種

カネフォラ種はロブスタ種とも呼ばれている品種で、標高500メートル以下の低地でも育ち、病気や害虫にも強いです。1898年に中部アフリカのコンゴで自生していた木が発見されました。ロブスタコーヒーノキは高温多湿の環境でも栽培が可能なため、ベトナムやインドネシアでの生産が多いです。世界に流通しているコーヒー豆のうち約30%から35%はロブスタ種です。

 

味は苦みが強く、しかも泥臭いという特徴があるため、ロブスタ種だけをストレートで飲むということはまずありません。アラビカ種と2〜3割の割合でブレンドするとうまく風味を引き立てることができます。安いインスタントコーヒーや缶コーヒー用の原料として使われることが多い豆です。コーヒー豆の価格が安いことから生産効率を求めてアラビカ種に切り替える生産者が増加しているため、希少性が出て高値で流通するようになったロブスタ種も出てきています

含有しているカフェインの量はアラビカ種の2倍あります。ベトナム産コーヒーのほとんどはこのロブスタ種なのですが、前述の通り独特の苦さがあるため、たっぷりのコンデンスミルク(加糖練乳)と混ぜて飲むスタイルが定着しました。もしベトナムコーヒーをお土産で買う機会がありましたら、ぜひお家で練乳と混ぜて飲んでみて下さい。

 

リベリカ種

リベリカ種は標高200メートル以下の低地で栽培されることが多く、降水量の少ない地域でも育つ強い品種です。リベリカコーヒーノキは厳しい環境の中でも栽培しやすいのですが、成長すると15メートル以上まで大きくなるためコーヒー豆の収穫が難しいため生産性は高い品種とはいえません(収穫量そのものも少ないです)。しかも、アラビカ種やロブスタ種と比較すると独特の味を持っており、口当たりは爽やかな感じがするものの、酸味がほとんどせず苦みが強いです。

そのため、飲んだ人によって評価が分かれることが多いのですが、一般的にはアラビカ種よりも味は劣っているとされています。収穫されたコーヒー豆の大きさはばらつきがあり、焙煎が難しいという問題点があります。消費量は少なく、流通量全体でみると全体の1%にも満たない量です。リベリカ種は西アフリカのリベリア共和国が原産であるため、リベリカと名付けられましたが、現在ではリベリアにおける収穫量は少なく、フィリピンやインドネシア、マレーシアなどの一部のコーヒー農家だけで栽培されているのが現状です。

生産されたリベリカ種のほとんどが生産した国で消費されており(自家消費も多い)、一部がヨーロッパに輸出されています。ですので、日本国内での流通量は極めて少なく、専門店でも扱っているお店は少数となっています。アラビカ種とロブスタ種は品種改良のために交配が行われており、風味が良い新種が出てくる期待が大きいですが、リベリカ種は原種のまま栽培が続けられています。しかし最近ではリベリカ種も研究の対象となることが増えてきており、今後は味の良い品種が出てくる可能性があります。

 

コーヒー豆の種類一覧(特徴の解説)

キリマンジャロ

キリマンジャロはタンザニア北東部にあるキリマンジャロ山(アフリカ大陸で一番高い山)のふもと、ケニアとの国境近くで栽培されたコーヒー豆のブランドです。標高1000メートル以上の地域で1日の寒暖差が大きく、年間1200ミリ以上も雨が降る降水量が多い自然環境の中で育っています。豆は大きく緑色または灰色に近い緑色をしており、香りは華やかで甘い感じがして優雅さすら感じられるほどです。中煎りではビターオレンジのような苦みと酸味を味わうことができ、深煎りではコクの深さとサッパリとした後味を楽しめます。

キリマンジャロは数あるコーヒー豆の中でも最も酸味が強い種類の一つですが、苦みや甘い香りとのバランスが絶妙で、安っぽい感じは全くしません。コクがあるのに雑味がなく、飲みやすいナチュラルなテイストなのでモーニングコーヒーにおすすめです。焙煎方法によっては野性味あふれる風味が楽しめます。タンザニアで生産されるコーヒー豆のうち30%以上は日本に輸出されています。日本ではキリマンジャロというブランド名の認知度は高く、喫茶店などではキリマンと略されて人気もありますが、世界的にみると人気のある銘柄とはいえません。

ブルーマウンテン

ブルーマウンテン(Blue Mountain)は、島国ジャマイカのブルーマウンテン山脈の中にある政府が定めた限られたエリアだけでとれるコーヒー豆のブランド名です。このエリアは標高800メートルから1200メートルの高地に位置しており、ジャマイカ政府の法律によって決められています。この地域は急斜面が続いており、機械が導入できないことから、栽培から収穫まで全て手作業で行われます。欠点豆を出来る限り取り除き、ジャマイカ政府が運営しているコーヒー産業公社の審査を通過しなければブルーマウンテンとして認められません。

国が監査を行っているため、毎年味や品質が安定しているうえ、残留農薬がないかもチェックされますので安全性も高いのです。生産量は極めて少なく、80%以上が日本に輸出されています。希少性も値段も高く、一般社団法人全日本コーヒー協会によると、輸入価格ベースで他の豆と比較すると5倍以上も高い価格がついているとのことです。数あるコーヒー豆の中でもブルーマウンテンは最高級でかつ最高品質であると日本国内では認知されており、価格が高くてもそれに見合った味であると消費者に判断されているのです。

 

ブルーマウンテンコーヒー(ブルマン)の中で、最も品質が良い等級の豆はブルーマウンテンNo.1といい、続いてNo.2、No.3と等級が下がります。これらの等級の高い豆は木製の樽に詰められて管理されます。ブルーマウンテンが持つ繊細な甘みとクセのない後味、気品あふれる香り(芳香)、柔らかい口当たりなどは日本人好みのテイストとなっており、黄金のバランスとまで言われるほどです。しっかり主張してくる風味を好む欧米人繊細な味わいを楽しむ日本人とでは評価が異なり、欧米では日本ほどブルーマウンテンの認知度は高くありません。

マンデリン

マンデリン(Mandheling)とは、インドネシアのスマトラ島で収穫されるアラビカ種の高級銘柄です。インドネシアの現地民族であるマンデリン族が栽培を始めたことからマンデリンという名前がつきました。リントンマンデリンやマンデリン・トバコは標高1300メートル以上の高地で栽培され、有機栽培をしているうえ、欠点豆の除去は手作業であるなど生産性が低いことから希少性があります。マンデリンはインドネシアで収穫されるコーヒー豆のうち約5%程度しか生産されていません。

 

マンデリンコーヒーは酸味が弱く、強い苦みと深いコクを持ち、しっかり主張してくる個性的なテイストであることから欧米人にも人気となっています。キリマンジャロやブルーマウンテンと違って世界的に高級な銘柄として認知されており、シティローストまたはハイローストで焙煎されることが多いです。濃厚な香りがあるので単一で楽しんだり、ブレンドコーヒーにしたりしますが、日本では特にミルクと混ぜてカフェオレにすることが多いです。

エメラルドマウンテン

エメラルドマウンテン(エメマン)とは、コロンビアコーヒー豆の中から厳選されたわずか3%未満の高級豆です。コロンビアのコーヒー農家がまとまって組織されたFNCという団体が品質基準を設定しています。品質があまり良くない年はエメラルドマウンテンとして認められる豆は全生産量のうち1%程度まで減少することもあり、希少価値があるのです。品質の良いコーヒー豆が栽培できる条件として、日中の温度差、水はけが良く栄養豊富な土壌、適度な降雨量と日照量が大きなポイントになりますが、これらの条件を全て満たしているのがコロンビアの丘陵地帯なのです。

 

コロンビアは夜に涼しく昼間は温かいので気温差が大きく、このストレスが豆に蓄えられる糖分を増やし、香りが強くなり、酸味や甘みが深まります。また、アンデス山脈は年間2000ミリ前後の降雨量となっており、日照量は年間1600時間から1800時間になるように遮光して栽培しています。コーヒー栽培に適した稀少な土地が多くあることから、コロンビアはブラジル、ベトナムに次いでコーヒー生産国世界第3位となっています。コロンビアコーヒーの豆は3つの地域によって味が異なることで知られています。

マグダレナ、サンタンデールなどの北部は酸味がマイルドでチョコレートのような芳香があり、カルダスやリサラルダなどの中部地方はフルーティな香り、ナリーニョやスール・デ・トリマなどの南部の豆は酸味が強く柑橘系の香りがします。エメラルドマウンテンは豆の大きさが大きいほど優れているとされており、大きさによって等級がつけられています。豆を選別する際のふるいの大きさをスクリーンといい、このサイズが18ならプレミアム、17だとスプレモ、16はエクストラ、14はエクセルソと呼ばれます。13スクリーン以下の小さな豆は輸出ができないため、コロンビア国内で消費されることになります。

モカ

モカとは数あるコーヒー豆の中でも最も古いアラビカ種(原種)のブランドで、コーヒー発祥の地であるエチオピアで収穫された豆のことをいいます。モカといえば主にエチオピアの豆のことを指しますが、イエメンで生産されるモカ・マタリ(Mocha Mattari)とモカ・ハラーズも含めてモカということもあります。モカというブランド名はアラビア半島のイエメン共和国の港町からとられました。イエメン産と対岸のエチオピア産の豆を一緒にモカ(Mocha)から輸出したため、この2つの国の銘柄には、頭にモカという名前がつくようになりました。

酸味は強い方ですが、焙煎の仕方によってはかなりスッキリした飲みやすい味となり、日本人好みの軽い口当たりと評価されます。豊潤な香りは若い果実のようなフレッシュでフルーティーなもので、甘みとコクを十分に堪能できます。風味は他の豆とは比較できないぐらい複雑なのが特徴で、ウイスキーのようであり、モカフレーバーとも呼ばれます。焙煎が下手だったり48時間以上放置して酸化した豆を使うと味が落ちるので注意が必要です。モカは不良品の豆(欠点豆)が混入していることが多く、稀に小石が入っていることもあるので、ハンドピックで除去する必要があります。

コナコーヒー

コナコーヒー(Kona coffee)とは、アメリカ合衆国のハワイ島南西部に位置するコナ地区で栽培されるコーヒー豆のブランドのことで、キリマンジャロやブルーマウンテンと並んで世界的に有名なコーヒーです。世界三大コーヒーの一つとされており、生産量は世界規模でみると1%以下、毎年1000トンから1500トン程度しかありません。豆の単価はブルーマウンテンに次いで高いのですが、高価な理由は希少価値があるだけでなく、先進国で作られるため土地代や人件費が多くかかるためといわれています。

 

コナコーヒーはアラビカ種ティピカという品種で、苦みが少なく、酸味は柔らかで、ハチミツのような甘みがあり爽やかな風味を持っています。ホワイトハウスの公式晩餐会にはコナコーヒーが出されています。コナの豆100%のブレンドされていない製品は少なく、一般的にはコナ・ブレンドとパッケージに表記されているブレンドしたものが多く出回っています。コナコーヒーの豆は大きさによって等級が決まり、最も大きいサイズは最高の等級「エクストラ・ファンシー」と呼ばれ、全収穫量のうち15%だけとなります。エクストラ・ファンシーの次はファンシー、ナンバー1、プライムと続きます。ナンバー1とプライムは少々酸味が強まりますが、価格は手頃で人気もあります。

グアテマラコーヒー

グアテマラコーヒーは、コーヒー大国として有名な中央アメリカのグアテマラ共和国で生産されるコーヒー豆のブランドです。味の特徴はフルーツのような甘い香りと強めの酸味、そしてほどよいコクです。他の豆と合わせてブレンドコーヒーのベースにされることが多く、国内でも産地によって味が異なります。特に特徴のある産地を挙げると、ウェウェテナンゴは標高が高くフルーティーな味わい、アティトランはチョコレートのような香り、コバンは味のバランスが良く、アンティグアはナッツのような味(スターバックスで人気)、アカテナンゴは酸味が強く複雑な味がします。

グアテマラでは栽培される農園の標高によって7等級に分類され、1350メートル以上のストリクトリーハードビーンが最高級とされます。他には、1200〜1350メートルのハードビーン、1050〜1200メートルのセミハードビーン、900〜1050メートルのエクストラプライムウォッシュド、750〜900メートルのプライムウォッシュド、600〜750メートルのエクストラグッドウォッシュド、600メートル以下のグッドウォッシュドという等級があります。

 

ブラジルサントス

コーヒー生産国世界1位のブラジルにあるサントス港から輸出されたコーヒー豆の銘柄のことをブラジルサントスといいます。サントス港は南米最大の港でここから輸出された豆が入っている麻袋には「santos」とスタンプされます。豆の銘柄は数多くありますが、ブラジルサントスは安くてしかも美味しいことから人気ランキング上位となっています。ブラジル産のコーヒーは苦みが弱くて酸味が爽やか、香りはキリマンジャロやモカと違ってクセがなく、とてもまろやかで飲みやすい風味が特徴です。

ちなみに、ブラジルは世界1位のコーヒー生産国ですが、国内での消費量も非常に多く、世界3位のコーヒー豆消費国でもあります。ブラジル産の豆にも等級があり、No.2が最上級、No.8が最も低い等級となります。なぜNo.1の等級が存在しないのかというと、欠点豆の混入がゼロというのは現実的にはほぼあり得ないからだそうです。

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